第25記事

かゆみ問題〜体中がかゆくてたまらない〜

今回のテーマは「かゆみ」です。

透析をしている人に聞くと、かなりの割合で「かゆい」という声が返ってきます。私もそのひとりです。食事制限やシャントの話はよくされますが、このかゆみ問題、意外と語られていないんですよね。でも正直、けっこうしんどいんです(笑)。今回はそのリアルをお届けします。

まず最初にお伝えしておきます。私は医療従事者でも専門家でもありません。この記事は実際に透析を受けている一般人の私が、体験と担当スタッフから教えてもらったことをもとに書いたものです。詳しいことは必ず担当の医師やスタッフに確認してください。

なぜ透析患者はかゆくなるのか

透析をしていると、「尿毒症性掻痒症(そうようしょう)」と呼ばれるかゆみが出やすいと言われています。

簡単に言うと、腎臓の機能が落ちることで体内に蓄積される老廃物や、血液中のリン・カルシウムのバランスの乱れ、皮膚の乾燥などが重なって、かゆみが起きやすくなるんです。

透析で老廃物をある程度除去できても、完全にはとり切れない。そのしわ寄せが皮膚に来るイメージです。

私のかゆみ体験

透析を始めてしばらくしたころから、背中・脚・腕がかゆくなることが増えてきました。

特にひどいのは夜中です。「さあ寝よう」と横になったとたんにかゆくなってくる(笑)。背中をかいてもかいてもスッキリしない。気づいたら30分経ってるなんてこともありました。

かゆいところをかくと一時的には気持ちいいんですが、皮膚が傷ついて余計ひどくなる悪循環に入ることも。透析の針を刺す腕周辺をかきすぎると、感染のリスクもあるので気をつけないといけません。

対処してみたこと

保湿をしっかりする

乾燥するとかゆみが悪化しやすいので、お風呂上がりに保湿クリームを塗るようにしました。劇的に変わったとは言えないですが、塗っていない日より確実にマシです。

担当医に相談する

「かゆいのは透析だから仕方ない」と思っていたんですが、担当医に話したら薬(かゆみ止め)を処方してもらえました。塗り薬と飲み薬の両方を試して、今は落ち着いています。

正直、もっと早く言えばよかったです。「こんなことで相談していいのかな」と思っていましたが、先生は全然そんな様子なく話を聞いてくれました。

かゆみに影響するもの

リン値が高いとかゆみが出やすいと言われています。食事でリンをとりすぎると血中リン値が上がって、皮膚のかゆみにつながることがあるそうです。

「なんかいつもよりかゆいな」と思う時期は、食事がゆるんでいる時期と重なっていることがあって、これは正直耳が痛い話です(笑)。

まとめ

透析患者のかゆみは、「仕方ないこと」として放置されがちですが、ちゃんと対処できることがあります。

保湿・薬の相談・リン管理。この3つを意識するだけでだいぶ変わります。「かゆいのが当たり前」と思い込まずに、つらいと感じたら遠慮なく担当医に相談してみてください。

かゆみで眠れない夜、私も知っています。ひとりで抱え込まないでくださいね。

これからも「透析生活!」のリアルをお届けします。読んでくれてありがとう!

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