透析後の朝がしんどい理由〜血圧の話を正直にします〜
※この記事は透析患者の当事者が書いています。医療従事者ではありません。個人の体験・施設の指導をもとにした内容です。医療上の判断は必ず担当医・看護師にご確認ください。
はじめに
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
今回は透析患者にとって血圧がなぜそんなに大事なのか、そして「透析の翌朝、なぜあんなにしんどいのか」について、私の体験をもとに正直に書いていきます。
透析中、なんで何度も血圧を測るの?
透析中、看護師さんが定期的に血圧を測りに来ます。
私の場合は1時間に1回測っています。
なぜそんなに頻繁に測るのかというと、透析中は血圧が急に変わりやすいからです。
透析では、体の中にたまった余分な水分を機械で抜いていきます。
これを「除水」と言います。
この除水によって血液の量が変わり、血圧が下がることがあります。
特に除水量が多いときは、急に血圧が下がることもあります。
血圧が下がり過ぎると気分が悪くなったり、意識が遠くなったりすることもあるので、透析中はこまめに確認しているのです。
透析中に血圧が下がり過ぎると何が起きる?
透析中に血圧が落ちてきたとき、看護師さんが対処してくれます。
よくある対処はこんな感じ
・除水を一時的に止める
・生理食塩水を少し補充する
・ベッドの足の方を上げる
そして一つ、看護師さんから教えてもらって「なるほど」と思ったことがあります。
血圧が下がってくると、あくびが増えたり眠くなったりするそうです。除水で血液の量が減り、脳への酸素の巡りが少し落ちることで、眠気やあくびとして体が反応するとのこと。
先日も透析開始時は180あった血圧が、途中で眠くなって寝たら130くらいまで下がっていました。たまに下がりすぎて看護師さんに起こされることもあります。(笑)
「眠いな」と感じたら、もしかすると血圧が落ちてきているサインかもしれません。
透析後の翌朝がしんどい話
透析が終わった後、体がかなりだるく感じます。
私の場合、仕事が終わってからそのまま透析に行き、帰宅するのは23時半ごろです。
そこから寝て、翌朝起きると……血圧が低くて体が重い。
「なんか体が起きてくれない」という感覚です。
特に午前中ずっと、血圧が上がりきらないような状態が続くことがありました。
疲れているだけじゃなく、血圧の問題が体に残っているんです。
なぜ翌朝まで影響が出るのか
透析で4時間かけて水分を抜いた後、体の中の水分バランスは大きく変わります。
寝ている間も体は回復しようとしていますが、朝になってもまだ血圧が低いままなことがある。
このことは、透析していない人にはなかなかわかってもらえません。
「昨日透析だったから、今朝ちょっとしんどいんだよね」と言っても、ピンとこない顔をされることがほとんどです。
でも透析している仲間には「あー、わかるわかる」ってなる話です。
透析のない日は逆に血圧が上がりやすい
血圧の変動は、透析の翌朝だけの話ではありません。
透析のない日は、体に水分がたまっていく一方です。
水分が増えると血液の量も増え、血圧が上がりやすくなります。
透析直後は血圧が低め。透析がない日は血圧が高め。
このジェットコースターのような変化が、透析生活の日常です。
だからこそ、血圧の管理は透析患者にとって毎日のことなのです。
まとめ
・透析中は除水によって血圧が下がりやすいため、こまめに測っている
・あくびや眠気は血圧が下がってきているサインのことがある
・血圧が急低下したときは看護師さんがすぐに対処してくれる
・透析後は体の水分バランスが変わるため、翌朝まで血圧が低い状態が続くことがある
・透析のない日は逆に血圧が上がりやすく、透析患者は毎日この変動と向き合っている
「透析後の朝がしんどい」のは、ただの疲れではありません。
同じように感じている透析患者の方に、「あなただけじゃないよ」と伝えたくて書きました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※この記事は透析患者の当事者が書いています。医療従事者ではありません。個人の体験・施設の指導をもとにした内容です。医療上の判断は必ず担当医・看護師にご確認ください。
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