もし透析の材料がなくなったら。透析患者が正直に考えた話
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
今回は少し重いテーマです。透析の材料が足りなくなったら、患者はどうなるのか。考えたくはないですが、考えたことはあります。正直に話します。
正直に言うと、考えたことはある
ナフサ不足のニュースを見ていたとき、ふと頭をよぎりました。透析に使うダイアライザーや血液回路は、石油由来のプラスチックでできています。ナフサが原料です。材料が足りなくなったら、透析を受けられなくなるのではないか。
正直に言います。「どうしようもない。死ぬしかないのかな」と思いました。
暗い気持ちになりましたが、これが私の正直な感想です。透析を週3回受けていないと生きていけない身として、自然とそういう気持ちになりました。
日本の透析材料の現状
少し調べてみました。
まず規模感として、日本の透析患者は約34万人います(2024年末時点で337,414人)。これだけの人数が、毎回の透析で消耗品を使い続けています。
国内には透析用品のメーカーがあります。社名を知っていたのはニプロだけでしたが、調べてみると旭化成メディカルなども国内で製造しています。ニプロは秋田県に主力工場があり、月産1000万本規模でダイアライザーを生産しており、国内シェア1位・世界シェア2位とのことでした。国内生産がゼロではない、ということは一つの事実として知っておいてよいと思います。
供給ルートは、メーカーから医薬品卸を通じて全国約4,500の透析施設に届けられる仕組みです。
それでも「絶対大丈夫」とは言えない
ただ、「国内メーカーがあるから安心」とは言い切れません。
ダイアライザーの材料となる樹脂は、石油化学メーカーから調達しています。ナフサが原料である以上、ナフサの供給が滞ればその先も連鎖的に影響を受けます。
報道によると、厚生労働省は医薬品の安定供給についてはモニタリング体制を持っているものの、ダイアライザーや血液回路のような医療機器の原料樹脂の在庫状況を把握する仕組みは整備されていないとのことです。
「誰かが管理している」という安心感があったのですが、少なくとも現時点では全体を見ている仕組みが十分ではないようです。正直に言うと、これは不安な情報でした。
患者にできることはあるのか
結論から言うと、ほとんどないと思います。
材料の調達や供給は、施設や製造メーカー、国が対応するものです。私たち患者が直接できることは何もありません。施設のスタッフや担当医を信頼する、それしかないというのが正直なところです。
「何もできない」というのは無力に聞こえるかもしれません。でも私は、それが現実だと思っています。できないことに焦るよりも、今日の透析をちゃんと受けること。それだけです。
まとめ
- 日本の透析患者は約34万人。全員が透析用品に命をつないでいる
- ニプロ・旭化成メディカルなど国内メーカーが製造している
- ただし原料樹脂の在庫状況を把握する仕組みは整備されていない(報道より)
- 材料不足が起きたとき、患者にできることはほとんどない
- 「今日の透析を受ける」これが唯一できること
考えたくないことを、あえて考えてみました。「死ぬしかないのかな」と思った気持ちは今も変わっていません。ただ、焦っても何も変わらない。今日の透析を受けることだけを考えています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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