第98記事

透析患者の骨はなぜもろくなる?骨折リスク約5倍「CKD-MBD」を正直に調べた話

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

「リンの管理は大事だよ」——透析をしていると、よく言われます。でも、なぜそんなに大事なんだろう?と気になって調べてみたら、答えはにつながっていました。透析を長く続けると骨がもろくなる、その正体がCKD-MBD(慢性腎臓病に伴う骨・ミネラル代謝異常)です。リンの話とセットで知っておきたいと思い、正直にまとめてみます。

① なぜ骨がもろくなる? リンとカルシウムの「すれ違い」

腎臓が元気なら、余分なリンはおしっこで出せます。でも透析患者は出しきれず、血液中にリンが溜まっていきます。すると、リンが腸でのカルシウムの吸収をじゃまして、血液中のカルシウムが下がってしまうのです。

体は「カルシウムが足りない」と慌てて、副甲状腺(ふくこうじょうせん)からPTH(副甲状腺ホルモン)を出します。このPTHが、骨を溶かしてカルシウムを血液に取り出そうとするのです。これが続くと、骨からカルシウムが抜け続けて、骨がスカスカにもろくなっていきます。

そして、カルシウムが足りていてもPTHが出続けてしまう状態を二次性副甲状腺機能亢進症(こうしんしょう)といいます。長く透析を続けるほど、向き合いやすくなる問題です。

② 骨折は一般の約5倍。「石灰化」もこわい

もろくなった骨は、当然折れやすくなります。透析患者は、足の付け根(大腿骨頚部)の骨折が一般の人の約5倍とも言われます。高齢で骨折すると、そのまま動けなくなってしまうこともあり、見過ごせないリスクです。

さらにやっかいなのが、行き場をなくしたカルシウムとリンが、本来とは違う場所に溜まる異所性石灰化(いしょせいせっかいか)です。これが血管や心臓に起こると、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞のリスクにもつながります。骨の話が、心臓や血管の話にもつながっているんですね。

③ 対策の土台は「リンの管理」

こわい話が続きましたが、対策はちゃんとあります。すべての土台になるのが、やっぱりリンの管理です。

薬でうまく抑えられない場合は、副甲状腺そのものを手術で取り除く治療が選ばれることもあります。どの方法が合うかは血液検査の数値(リン・カルシウム・PTH)を見ながら主治医が判断します。定期的な採血の値を「自分でも気にしてみる」のが、第一歩かもしれません。

※この記事は当事者の視点で、一般的に知られている情報を調べてまとめたものです。検査値の目標や治療内容には個人差があり、自己判断で薬の量を変えたり中断したりするのは危険です。リン・カルシウム・PTHの値や骨の不安については、必ず主治医や透析施設のスタッフにご相談ください。

まとめ

「リンの管理が大事」の理由が、骨や心臓にまでつながっていると知って、正直おどろきました。数字だけ見ると地味ですが、その先に骨折や血管の話があると思うと、採血の結果を見る目も少し変わります。みなさんは採血の値、気にしていますか?よかったらコメントで教えてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

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