透析と腎移植〜選択肢として知っておきたい基本の話〜
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
今回は腎移植についてお話しします。
透析を続けている中で、腎移植も選択肢として考えています。ただ正直に言うと、知識がほとんどなくて、費用や申し込み方法もわからず、まだ登録もしていません。今回はゼロから調べてみたので、同じように考えている方・知らない方に向けて正直にまとめます。
腎移植って何?
腎移植は、機能を失った腎臓の代わりに、他の人からもらった腎臓を体に入れる治療です。末期腎不全の治療法は「透析」と「腎移植」の2つ。移植が成功すれば、透析から離れることができます。
2種類の腎移植
- 生体腎移植:健康な親族から腎臓の提供を受ける。ドナーが見つかれば早期に手術可能。日本ではこちらが多い。
- 献腎移植:亡くなった方からの提供。臓器移植ネットワークに登録して順番を待つ。
献腎移植の平均待機期間は約14年7ヶ月(全国腎臓病協議会より)。10年以上待つのが珍しくないのが日本の現状です。
費用はどれくらい?
腎移植は生体・献腎どちらも保険が適用されます。
入院した月の医療費は約400万円(特殊な移植だと500万円以上)かかりますが、保険+助成制度で実際の自己負担はかなり少額になります。
ポイントは移植後の薬。免疫抑制剤は一生飲み続ける必要があり、本来は月数十万円かかることもあります。ただし「更生医療」という制度を使うと、手術費も移植後の医療費も軽減され、自己負担は所得に応じて月0〜2万円に抑えられます(18歳以上・身体障害者手帳が必要)。
なお、献腎移植の登録には初回3万円(HLA検査=組織適合性検査の費用と登録料を含む)・年間更新料5,000円がかかります。HLA検査は、ドナーと自分の「体の型」が合うかを調べる検査で、血液型をもっと精密にしたようなものです。自治体によっては検査費の助成があります。
どう申し込むのか
- 移植施設を受診する(腎移植を行っている病院)
- 医師から説明(インフォームドコンセント)を受ける
- 内容に同意したら登録用紙に署名
- 組織適合性検査(HLA)を受ける(献腎移植では必須)
- 献腎移植の場合は日本臓器移植ネットワーク(JOTNW)に登録して待機
まずは通っている施設や担当医に「腎移植を考えている」と相談するのが第一歩です。
移植のメリット
- 水分制限がなくなる
- 週3回の通院・4時間の透析から解放される
- 食事制限が大幅に緩和される
- 5年生存率は移植で約98%、透析で約60%(透析側は高齢者・合併症の影響も大きく単純比較は難しいですが、参考までに)
「透析がない生活」という言葉は、続けている身としては確かに大きいなと感じます。
移植のデメリット・リスク
- 手術のリスク
- 拒絶反応が約30%の確率で起こる
- 免疫抑制剤を一生飲み続ける必要がある
- 免疫力が下がり感染症リスクが上がる
- 移植した腎臓も時間とともに機能が落ちることがある
「透析がなくなる代わりに、別の管理が一生続く」とも言えます。
適応条件
末期腎不全であること・全身感染症がないこと・活動性肝炎がないこと・悪性腫瘍がないこと、などが条件(日本移植学会の基準)。年齢や合併症も含めて担当医と相談して判断されます。
まとめ
- 腎移植は透析と並ぶ治療選択肢
- 生体(親族から)と献腎(亡くなった方から)の2種類
- 献腎は平均14年7ヶ月待ち
- 費用は保険+更生医療で自己負担は月0〜2万円に抑えられる
- 申し込みは移植施設の受診→説明→登録から
- デメリット:手術リスク・免疫抑制剤の生涯服用・拒絶反応
- 最終的には自分と医師で相談して決める話
腎移植は人生を大きく変える選択肢です。私自身、考えてはいますが、知識がなくてまだ登録はしていません。今回調べてみて、仕組みや費用がやっとわかりました。選ぶ・選ばないは人それぞれですが、まず「知っておく」ことが大事だと感じました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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