第64記事

透析患者の家計、月いくら?医療費・障害年金・支援制度を正直にまとめます

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

「透析になったら、お金はどうなるの?」これは私が透析を始める前に一番気になっていたことです。

実際に始めて気づいたのは、透析患者には使える制度がとても多いということ。知っているか知らないかで、家計の重さが全然違います。今回は使える制度をまとめて正直にお話しします。

透析の医療費、本来は月40万円

透析を週3回受けると、何もしなければ月40万円以上かかります。でも安心してください。制度を使えば、ほとんどの人が月1万円以下まで下げられます。順番に紹介します。

【制度①】特定疾病療養受療証

これが一番大事。申請すると透析治療費の自己負担が月1万円(高所得者2万円)になります。

申請先は加入している健康保険(協会けんぽ・健保組合・国保など)。入院中に病院の事務から案内があるので、その通りに手続きすればOKです。月40万→月1万、最初の安心材料です。

【制度②】重度心身障害者医療費助成(マル障)

さらにもう一段階下げる制度。自治体によって「マル障」「福祉医療費受給者証」など呼び方が違います。

身体障害者手帳を持つ人が対象で、医療費の自己負担が無料〜低額になります(自治体により異なる)。

支払い方法は病院・クリニックによって2パターンあります(経験談)。

私の場合は①の「先払い→2ヶ月後に返金」のパターンです。病院で月1万円を払い、後日その分が市区町村から戻ってくる予定になっています。立て替えは必要ですが、最終的にはマル障で負担が抑えられる形です。

同じマル障でも通う施設によって扱いが違うので、通っている施設がどちらの方式か、最初に確認しておくと安心です。

なお、マル障は病院では教えてくれないことが多い制度。自治体によって条件も全然違うので、必ず市区町村の福祉窓口で確認してください。

【制度③】高額療養費制度

医療費が高額になった月に、上限を超えた分が払い戻される制度。透析患者は特定疾病療養受療証で月1〜2万円に抑えられているので使う機会は少ないですが、入院や手術のときに役立ちます。

マイナンバーカードを保険証にしていれば、「限度額適用認定証」の事前申請が不要。窓口で自動的に上限が適用され、立て替えもなくなります。

なお2026年8月・2027年8月に制度の見直しがあります(第34記事参照)。

【制度④】身体障害者手帳

透析患者は、いずれ1級に該当することが多いです(必ずしも最初からではありません)。申請は市区町村窓口、医師の診断書が必要です。

全国でほぼ共通:税の障害者控除・自動車税減免・JR割引・NHK受信料減免・携帯料金割引・高速料金割引など

自治体や事業者で異なる:マル障・バス/タクシー割引・福祉タクシー券・施設入館料割引など

※注意:1級でも対象にならないものがあります。私の地域では福祉タクシー券・通院費助成は「足が悪い」など移動困難が条件で、透析の1級だけでは対象外でした。等級だけで判断せず、必ず窓口で「自分は対象か」を確認してください。

【制度⑤】障害年金

透析患者は条件を満たせば障害年金2級を受給できます。透析導入から3ヶ月で申請可能(初診日から1年半待たなくてOK)。

金額の目安は障害基礎年金2級で年約81万円(月約6.8万円)。厚生年金がある人は上乗せあり。

年金事務所は予約制で無料相談ができます。私自身も年金事務所で申請を一から教わりました。社労士に頼む方法もありますが、まずは年金事務所の無料相談がおすすめです。

第24記事で詳しく書いています。

▼ 障害年金完全ガイドはこちら

その他に使える制度

自立支援医療、介護保険・訪問看護、自治体独自の通院費助成・福祉タクシー券など。いずれも市区町村の福祉窓口で確認できます。

まとめ:知っているかどうかで家計は大きく変わる

制度効果
何もしない月40万円以上
①特定疾病療養受療証月1〜2万円に
②マル障さらに無料〜低額に
③高額療養費入院などに使える
④身体障害者手帳税控除・各種割引
⑤障害年金月約6.8万円〜の収入

私はこれらの制度で、医療費は実質月1万円程度で生活できています。

透析患者にとって一番怖いのは「制度を知らないこと」。知っていれば使えるのに、知らずに損をするのは本当にもったいない。ぜひ一度、お住まいの市区町村の福祉窓口に足を運んでみてください。マル障や独自支援は、行かないと教えてもらえないことが多いです。

少しでも参考になったら、スキやコメントをいただけると嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

この記事は透析患者本人の体験と調べた内容です。制度の名称・条件・金額・適用範囲は自治体・保険者・年度によって異なります。必ず市区町村・健康保険・年金事務所などの関係窓口にご確認ください。

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