第99記事

夜、足がむずむずして眠れない…透析患者の約5人に1人「むずむず脚症候群」を正直に調べた話

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

「夜、布団に入ると足の奥がむずむずして、じっとしていられない」——そんな話を聞いて、これは足がつるのとはまた別の悩みなんだな、と気になって調べてみました。正体はむずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)。実は透析患者にとても多いことが分かりました。眠りに関わる大事な話なので、正直にまとめます。

① どんな症状? 「動かすと楽、じっとすると地獄」

むずむず脚症候群は、その名のとおり足の奥がむずむず・ぞわぞわする不快な感覚が出る病気です。かゆいような、虫が這うような、言葉にしづらい感覚と言われます。特徴は次のような点です。

つまり、いちばん休みたい夜・いちばんじっとしていたい就寝時に症状が出るのです。だから寝つけない、途中で目が覚めるといった睡眠の悩みに直結します。「足がつる」のような激しい痛みとは違う、じわじわした不快感なのがやっかいなところです。

② 透析患者の約5人に1人。原因は「ドパミンと鉄」

むずむず脚症候群は、一般の人では1〜4%くらいと言われますが、透析患者では約20%——およそ5人に1人にみられるという報告があります。かなり身近な悩みなんですね。

はっきりした原因はまだ研究中ですが、脳の「ドパミン」という物質の働きの低下や、体の鉄不足が関わっていると考えられています。透析患者で多い理由としては、これに加えて、透析で取り切れない尿毒性物質や、高リン・副甲状腺機能の問題なども関係するのではないかと言われています。

放っておくと睡眠不足が続き、それが心臓や血管の負担にもつながるとされるので、「ただの足のむずむず」と軽く見ないことが大切です。

③ 対策は「鉄・生活・透析・薬」の組み合わせ

つらい症状ですが、対策はいろいろあります。

どれが合うかは原因や体の状態によって変わります。市販の睡眠改善薬でなんとかしようとする前に、「夜、足がむずむずして眠れない」と具体的に主治医へ伝えるのがいちばんの近道です。意外と「あ、それはむずむず脚症候群かもね」と話が早く進むかもしれません。

※この記事は当事者の視点で、一般的に知られている情報を調べてまとめたものです。症状の感じ方や原因、適した治療には個人差があります。鉄剤や薬の使用は必ず医師の指示が必要です。足の不快感や不眠が続くときは、自己判断せず主治医や透析施設のスタッフにご相談ください。

私の場合——芍薬甘草湯を飲んでいる

私も、夜に足がむずむずして眠れないことがあります。そのときに飲んでいるのが、病院から出してもらっている芍薬甘草湯です。

ただ、ここは正確に書いておきます。芍薬甘草湯の効能・効果は「急激におこる筋肉のけいれんを伴う疼痛」で、こむら返りや透析中の足のけいれんに使われる薬です。むずむず脚症候群の治療薬として位置づけられているわけではありません。私の場合はこれで過ごしている、という話です。

また、芍薬甘草湯に含まれる甘草は、長く飲み続けると偽アルドステロン症(むくみ・体重増加・低カリウム血症・脱力感・血圧上昇など)を起こすことがあると報告されています。透析患者ではとくに注意が必要とされている薬なので、飲むかどうかは必ず主治医に相談してください。

まとめ

調べてみて、「眠れない」の裏にこういう病気が隠れていることがあるんだ、と知りました。しかも5人に1人。もし心当たりがあれば、「年のせい」でも「気のせい」でもないかもしれません。みなさんは夜、足のむずむずを感じたことはありますか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

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