第96記事

透析患者とタバコ。喫煙が血管・心臓・シャントに与える影響と禁煙の効果

最終更新:2026年10月11日

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

「透析してるけど、タバコはやめたほうがいい?」——これも気になる方が多いテーマです。私自身はタバコを吸わないのですが、透析患者にとって喫煙がどう影響するのか、正直に調べてまとめてみました。調べてみると、透析患者にとってタバコはとくに気をつけたいものでした。

この記事の内容

  1. ① 動脈硬化を進めてしまう
  2. ② 血管を収縮させ、シャントにも関わる
  3. ③ でも、禁煙すれば「その日から」変わる
  4. ④ やめたいとき、禁煙外来は健康保険で受けられる
  5. まとめ

① 動脈硬化を進めてしまう

タバコは、動脈硬化を進める原因になります。喫煙によって発生する活性酸素などが血管の内壁を傷つけ、そこにコレステロールが溜まって血管の内側が狭くなっていきます。

透析患者は、もともと動脈硬化が進みやすく、狭心症や心筋梗塞(虚血性心疾患)にかかっている人が多いと言われます。そこに喫煙が加わると、動脈硬化がさらに進み、心臓の病気のリスクが高まってしまいます。

② 血管を収縮させ、シャントにも関わる

タバコのニコチンには、血管を収縮させる(細くする)作用があります。血流が悪くなり、体のあちこちに負担がかかります。

そして透析患者にとって見逃せないのがシャントへの影響です。喫煙の継続が、内シャントの血栓閉塞(詰まり)に関連していたという報告もあります。シャントは透析の「命綱」。それが詰まりやすくなるのは、大きなリスクです。

③ でも、禁煙すれば「その日から」変わる

こわい話が続きましたが、希望もあります。禁煙をすれば、その日から、血管壁が傷つくこと、ニコチンによる血圧上昇といった血管への悪影響はなくなっていきます。

そして禁煙の期間が長くなるほど、動脈硬化の進行が抑えられ、狭心症や心筋梗塞といった心臓の病気のリスクも減らせるとされています。「もう吸ってきたから今さら」ではなく、やめた分だけ体は応えてくれる、ということですね。

④ やめたいとき、禁煙外来は健康保険で受けられる

禁煙外来は、条件を満たせば健康保険で受けられます。標準の治療は「12週間に5回」のプログラムです。

条件は、次の4つです。

加熱式たばこだけを吸っている人も、2020年度から対象になっています。厚生労働省は、加熱式たばこが紙巻たばこより健康への影響が少ないかどうかは、まだ明らかになっていないとしています。

かかりつけの患者なら、5回の診療をすべてオンラインで受けることもできます。

(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 「禁煙治療ってどんなもの?」/「加熱式たばこの健康影響」)

※この記事は当事者の視点で、一般的に知られている情報を調べてまとめたものです。喫煙の影響や禁煙の進め方は個人差があります。禁煙がなかなか難しい場合は、禁煙外来など専門の手助けもあります。喫煙・禁煙について不安や相談があるときは、主治医や透析施設のスタッフに相談してください。

まとめ

私は吸わないので偉そうなことは言えませんが、調べてみて「シャントにまで関わるのか」と驚きました。シャントは透析を続けるうえで本当に大事なもの。だからこそ、知っておく価値のある話だと思います。みなさんはどう感じましたか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

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書いた人:アグー

40代・血液透析の患者です。糖尿病性腎症から透析生活に入り、いまは週3回・1回4時間の透析を続けています。お金と制度のこと、体のこと、日々の本音を、当事者の目線で書いています。医療従事者ではありません。

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