「痛くない」から怖い〜糖尿病の合併症は自覚症状のないまま進む。失明の危機まで行った私の話〜
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
糖尿病の合併症について、私がいちばん伝えたいことは一つです。それは「痛くないから怖い」ということ。痛みや分かりやすいサインが出ないまま静かに進んで、気づいたときにはもう手遅れ——それが糖尿病の合併症のいちばん恐ろしいところでした。今日は、実際に失明の危機まで行った私の体験と、調べてわかったことを、健康なあなたへの注意喚起として正直に書きます。
① 出勤途中の「なんだか見えづらい」から始まった
あの日、私は出勤の途中で「なんだか見えづらいな」と感じていました。でも、そのときは大したことだと思わず、そのまま仕事に向かったんです。
ところが仕事をしているうちに、だんだん見えづらさがひどくなっていきました。これはおかしいと、途中で退勤させてもらい、病院に連れて行ってもらうことに。診てもらうと、目の奥の網膜で毛細血管が破れて、出血していたとのことでした。
その後は実家の近くの眼科で診てもらったのですが、血が止まらないうちは治療ができないと言われ、止まるのを待つしかありませんでした。最終的には医科大学の病院に転院して手術を受けることに。目の中の水晶体を抜き、不必要になった毛細血管をレーザーで焼き、さらに網膜剥離と白内障の症状も出ていたのでそれも治療。約2時間半におよぶ手術でした。
この手術のとき、本来は目の手術なので眼球に直接、麻酔の注射をすると言われました。想像しただけでどうしても怖くて、お願いして全身麻酔に切り替えてもらって受けたのを、今でもよく覚えています。
ここまで来て、私はようやく「糖尿病って、目まで奪うんだ」と思い知りました。それまで、痛くもかゆくもなかったからです。
② 糖尿病の合併症は「痛くないまま」進む
あとから調べてわかったのですが、糖尿病には三大合併症と呼ばれるものがあります。
- 網膜症(目)……私が経験したもの。進行すると出血や網膜剥離を起こし、失明につながることがある
- 腎症(じんしょう/腎臓)……進行すると腎臓の働きが落ち、やがて透析が必要になることがある
- 神経障害(手足など)……しびれや感覚の鈍りが出る。傷や熱さに気づきにくくなることも
これらに共通するのが、初期は自覚症状がほとんどないということでした。痛みで教えてくれるなら、まだ気づけます。でも糖尿病の合併症は、痛くないまま、静かに進む。だから多くの人が「まだ大丈夫」と思っているうちに、気づいたときには目や腎臓がかなり傷んでいる、ということが起きてしまうんですね。
私自身、腎臓のほうも最終的に透析が必要になりました。振り返ると、体はきっとサインを出していたのに、痛くないからと見過ごしていたのだと思います。
③ 健康なあなたに伝えたいこと
だからこそ、いま健康だと思っている人にお願いしたいことがあります。
- 健康診断の「異常」を放置しない……血糖値やHbA1cで引っかかったら、痛くなくても必ず受診を
- 糖尿病と言われたら、目と腎臓も定期的に診てもらう……特に眼科の検診は、症状がなくても受ける価値がある
- 「痛くない=大丈夫」ではない……糖尿病の合併症は、痛みが出たときにはもう進んでいることが多い
- ちょっとした異変を軽く見ない……私の場合は「なんだか見えづらい」が最初のサインでした
もし私があの「見えづらいな」の時点で、あるいはもっと前の健康診断の時点でちゃんと向き合っていたら、2時間半の手術も、透析も、避けられたかもしれません。痛くないうちに動けるかどうか——それが、糖尿病と付き合ううえでいちばん大事なことだと、身をもって感じています。
まとめ
- ①私は出勤途中の「見えづらい」から一気に進み、網膜の出血で医大に転院、水晶体を抜きレーザー治療・網膜剥離・白内障の手術(約2時間半)を受けた
- ②糖尿病の三大合併症(網膜症・腎症・神経障害)は、初期は痛みなどの自覚症状がほとんどなく、痛くないまま静かに進む
- ③健康なうちにできること=健診の異常を放置しない・目と腎臓も定期的に診てもらう・「痛くない=大丈夫」と思わない
- 痛くないうちに動けるかどうかが、いちばん大事
糖尿病は「痛くないから」こそ、あなどってはいけない病気だと思います。私のように失明の危機や透析まで行ってからでは、取り戻せないものがあります。この記事が、どこかの誰かの「ちょっと病院に行ってみようかな」につながれば、これ以上うれしいことはありません。みなさんは、健康診断や体の小さな異変と、どう向き合っていますか?よかったらコメントで教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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