第111記事

夏、体重の増えが少ないのは「優秀」だから?透析患者が「夏痩せとドライウェイト」を正直に調べた話

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

透析患者の毎日は「今日は何キロ増えたか」との勝負です。増えが少ない日は、正直ちょっと誇らしい。「優秀ですね」なんて言われたら、なおさらです。

でも先日、夏の低栄養について調べていたとき、気になることを知りました。夏の「増えが少ない」には、喜んでいい場合と、危ない場合があるというのです。今回はその話を、正直に調べてまとめます。

ドライウェイトの基本は、前に書きました

ドライウェイト(体の余分な水分を抜いた目標体重。透析ではここまで除水する)の基本——どうやって決まるのか、高すぎ・低すぎだとどうなるのか——は、以前くわしく書きました。「そもそもドライウェイトって何?」という方は、まずこちらからどうぞ。

今回はその続きで、「夏」とドライウェイトの話です。

夏、体重の増えが少なくなる「2つの理由」

夏は体重の増えが少なくなりがちです。ただ、調べてみると理由は1つではありませんでした。

①なら問題は少ない。危ないのは②です。見た目はどちらも「増えが少ない」なので、区別がつきにくいんです。

夏痩せに気づかないと、何が起きるか

ここが今回一番伝えたいところです。

夏痩せで体そのものが軽くなっているのに、ドライウェイトが前のままだったとします。すると透析では「まだ水が残っている」とみなして、いつもどおり除水されます。その結果、体に必要な水分まで引かれて、脱水気味になる可能性があります。透析後半の血圧低下、こむら返り、透析後のぐったり——あの不調につながることもあるそうです。

もっとも、施設は体重の数字だけを見ているわけではありません。透析中に血液内の水分状態をチェックする仕組み(血液量の変化を見るモニターや採血のデータ)があり、引きすぎになっていないかはそこでも確認できます。すぐに危険というわけではない。ただ、「増えが少ない=優秀」と思い込んでいると、体が痩せて出しているサインを自分が見逃す、ということは起こり得るわけです。

だから夏に痩せてきたら、ドライウェイトの「見直し」の相談が必要になります。ドライウェイトは一度決めたら終わりではなく、体に合わせて動かすもの。私自身、体重が大きく変わったときにドライウェイトも変わって、透析後の楽さが全然違った経験があります(くわしくは上で紹介した記事に書きました)。

汗か、夏痩せか。見分けるヒント

調べてわかった、自分でできるチェックはこんな感じでした。

私たちにできること

患者側ができるのは、正しい材料を渡すこと。設定を決めるのは先生ですが、材料がなければ見直しも始まりません。

まとめ

体重の増えに一喜一憂する毎日は変わりませんが、夏は「少ない=優秀」と単純に喜べない季節でもあります。「最近ちょっと変だな」があったら、次の透析で先生やスタッフさんに話してみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事は透析患者本人が調べた内容です。医療アドバイスではありません。ドライウェイトの設定・変更は主治医が判断するものです。体重・水分・体調について気になることは、必ず主治医・透析施設にご相談ください。

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