透析の翌日がだるい。それには名前がありました
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
今回は、透析のあとのだるさの話です。
透析が終わって、家に帰る。それから体が動かない。何もする気になれない。
私はずっと、これを「疲れているだけ」だと思っていました。
でも調べたら、ちゃんと名前が付いていました。
透析後疲労(とうせきごひろう)
日本透析医学会の学会誌に、そのままの名前で載っていました。
透析後疲労。英語ではpost-dialysis fatigue、略してPDFです。
そこにはこう書かれていました。透析を受けている人に特有で、数時間続く、全身の衰弱をともなう深刻な症状。
「深刻な症状」です。疲れ、ではありません。
3人に2人
どのくらいの人に起きているのか。
メタ解析では、約60%。研究によって幅があり、40〜80%と推定されています。アメリカの調査では57%でした。
3人に2人です。
私はずっと、自分の体力の問題だと思っていました。そうではありませんでした。
私の場合、来る時間が変わりました
ここは私の話です。
前は、夜に透析を受けていました。仕事が終わってから透析に行き、帰るのは23時半ごろ。そのころは翌朝がしんどかった。起きても体が動かない。午前中ずっと重い。血圧の話は第31記事に書きました。
いまは午前の透析に変わりました。
そうしたら、翌日ではなく、その日の夕方に来るようになりました。
同じ体で、同じ透析なのに、来る時間が動いた。透析を受けた時間から数えているのだと思います。
だから「翌日がだるい」で検索して、自分に当てはまらない人もいると思います。翌日ではなく、当日かもしれません。
何が関係しているのか
学会誌に挙げられていたのは、こういうものでした。
- 透析が心臓や血管にかける負担
- 採血の値の異常
- そのほかの臨床的な要因
そして除水の速さが関係していると書かれていました。ゆっくり抜くか、速く抜くか。そこが効いてくるようです。
体重が増えすぎると、その分だけ速く抜くことになります。前回の食事と水分が、あとから体に返ってくる形です。
短くできた、という報告もあります
透析の回数を増やした研究では、こうなっていました。
回復までにかかる時間が476分から63分に短くなった。疲労がある人の割合も、81%から35%まで減りました。
ただしこれは、回数を増やせる環境があってのことです。誰にでもできる話ではありません。
運動療法も挙げられていました。透析中に行う軽い運動です。これも施設によります。
私がしていること
正直に書くと、ひとつだけです。
帰ったら、横になる。そして寝る。
無理に動かない。予定を入れない。それだけです。
3人に2人に起きていて、学会が「深刻な症状」と呼んでいるものです。
まとめ
- 透析のあとのだるさには透析後疲労(PDF)という名前がある
- 学会誌の定義は「数時間続く、全身の衰弱をともなう深刻な症状」
- メタ解析で約60%。推定40〜80%。アメリカでは57%。3人に2人
- 関係しているのは、心臓や血管への負担・採血の値・除水の速さ
- 体重が増えすぎると、速く抜くことになる
- 透析の回数を増やした研究では、回復が476分→63分に短くなった
- 私は夜透析のころは翌朝だった。午前透析に変わったら、当日の夕方に来るようになった
だるさが強いとき、長く続くときは、施設に伝えてください。除水の量や速さ、ドライウエイトを見直せることがあります。
我慢するものではなくて、相談していいものでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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