透析患者はなぜ感染症に弱い?重症化しやすい本当の理由を正直に調べた話
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
透析施設では、季節を問わず「手洗い・マスク」がしつこいくらい言われます。最初は「みんなと同じ感染対策かな」と思っていたのですが、調べてみると、透析患者は感染症にかかりやすく、しかも重症化しやすいという、はっきりした理由がありました。
なぜ透析患者は感染症に弱いのか
調べてわかったのは、透析患者は「免疫の力」が落ちやすいということでした。腎臓が悪くなると体の中に老廃物がたまり、その状態が続くと、細菌やウイルスと戦う白血球の働きが鈍くなると言われています。さらに、食事制限などで栄養が不足しがちなことも、免疫が下がる一因になります。
免疫が落ちる仕組み
本来、体には「侵入してきた菌やウイルスを見つけて攻撃する」仕組みがあります。ところが透析患者では、その見張り役・攻撃役である免疫細胞の反応が弱くなりがちです。だから同じ風邪でも、こじらせて肺炎まで進みやすい。健康な人なら数日で治るものが、長引いたり重くなったりしやすいのです。
シャントという「感染の入り口」
透析患者にはもう一つ、特有のリスクがあります。それがシャント(血液の出入り口)です。週3回、ここに針を刺すので、皮膚のバリアに繰り返し穴があくことになります。清潔にしていないと、そこから菌が入り、シャント感染や、最悪は血液に菌が回る「敗血症」につながることもあると知って、毎回の消毒の意味がよくわかりました。
透析患者がとくに気をつけたい感染症
- 肺炎:風邪をこじらせて重症化しやすい
- インフルエンザ・新型コロナ:重症化のリスクが高い
- シャント感染:針を刺す部位からの感染
- 敗血症:菌が血液に回る、命に関わる状態
「ただの風邪」で済まないことがある、という前提で気をつけるようになりました。
ワクチンの話
調べていて「だからか」と思ったのが、ワクチンの多さでした。透析患者には、いくつかのワクチンが特にすすめられています。
- インフルエンザ(毎年)
- 肺炎球菌
- 新型コロナ
- B型肝炎(透析患者は接種がすすめられることが多い)
特にB型肝炎は、透析患者にとって身近なワクチンでした。私の場合、1年のうちに3回に分けて打ちます。しかも、打っても抗体がうまく「定着しない」ことがあって、その場合は何年も打ち続けることになります。透析患者は血液を扱う治療を続けるからこそ、ここまでしっかり備えるんだと実感しました。
どのワクチンを打つかは主治医が判断します。重症化を防ぐための「先回りの守り」なんだと納得しました。
日常でできる感染対策
特別なことより、基本の積み重ねが大事だと感じました。
- こまめな手洗い・うがい
- 人混みではマスク
- シャントの腕を清潔に保つ。赤み・腫れ・熱を感じたらすぐ相談
- 体調の変化(発熱・だるさ)を我慢せず、早めにスタッフへ伝える
透析施設での感染対策
透析施設で手洗いや検温がしつこいのにも理由がありました。週3回、たくさんの患者さんが同じ空間で過ごすので、一人の感染がほかの人に広がりやすい。だからこそ施設全体で対策を徹底している、と知って、面倒に感じていたルールが「みんなを守るためのもの」だと腑に落ちました。
まとめ
- 透析患者は免疫が落ちやすく、感染症にかかりやすい・重症化しやすい
- シャントは「感染の入り口」になりうるので清潔が大事
- 肺炎・インフル・コロナ・敗血症などに注意
- ワクチンは重症化を防ぐ先回りの守り
- 手洗い・マスク・早めの相談という基本がいちばん効く
「ただの風邪」と油断しないこと。これが透析患者の感染対策のいちばんの基本だと、調べてみて改めて思いました。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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