第110記事

その熱中症対策、透析患者には逆効果かも?「スポーツドリンクと塩分タブレット」がNGな理由を正直に調べた話

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

今年の夏も、うだるような暑さが続いていますね。テレビやネットでは毎日のように「熱中症に注意」「こまめに水分補給を」「塩分も忘れずに」と呼びかけています。私は東京に来てから車を手放して、移動はぜんぶ徒歩と電車。もともと汗をかきやすい体質なので、この時期の外歩きは正直こたえます。

でも、調べていて「えっ」と思ったことがあります。世間で言われている熱中症対策を、透析患者がそのまま真似すると、かえって危ないものがあるんです。今回は、透析患者の熱中症について、調べてわかったことを正直にまとめます。

そもそも透析患者は、熱中症になりやすい

まず知っておきたいのがここです。調べてみると、透析患者が熱中症になりやすい理由はいくつも重なっていました。

「水分制限をしているんだから、脱水とは無縁」と思いがちですが、逆でした。夏に汗をたくさんかけば、透析患者でも普通に脱水を起こすそうです。

世間の熱中症対策、そのまま真似するとNGなもの

ここが今回一番伝えたいところです。健康な人向けの熱中症対策には、透析患者には向かないものがあります。

テレビのアナウンサーが「塩分も一緒に摂りましょう」と言うたびに、お茶の間の透析患者は混乱すると思うんです。あの呼びかけは、腎臓が元気な人向け。私たちは別ルールで動く必要があります。

じゃあ、透析患者はどう夏を乗り切るか

調べてわかった、透析患者向けの熱中症対策はこんな感じでした。

実はこの中で、麦茶だけは前からやっていました。私も夏は麦茶を作って、冷蔵庫に常備しています。ただ、正直に白状すると——最近のこの暑さで、その麦茶をつい多く飲みすぎているんです。「暑いんだから仕方ない」と自分に言い訳しながら、気づけばいつもより水分量が増えている。これは反省点です。水分は摂り方より「量」がすべて。だからこの記事の「少量ずつ、ゆっくり」は、調べて書いた知識であると同時に、自分自身への戒めでもあります。

エアコンについても、一つ実体験を。「室温28度以下」はあくまで目安で、適温は人によってかなり違うと感じています。先日、夜寝るときに25度に設定して寝たのですが、途中で暑くて目が覚めました。汗びっしょりで、体調もあまり良くない。慌てて設定温度を下げました。目安の28度より3度も低い設定でも、私にはまだ暑かったわけです。汗をかきやすい体質か、その日の体調によっても変わります。だから「何度なら朝まで快適に眠れるか」を、自分の体で確認しておくことが大事だと思います。夏の夜の寝汗は、気づかないうちに水分を失う脱水のもとでもありますから。

脱水のサイン、見逃さないで

脱水や熱中症の初期サインは、めまい・立ちくらみ・だるさ・こむら返り・手足のしびれなど。進むと頭痛や吐き気が出て、重くなると意識障害まであります。

そして透析患者ならではの怖さがもう一つ。脱水で血液が濃くなると、シャントが詰まる恐れがあるそうです。命綱のシャントを守るためにも、夏の脱水は甘く見てはいけないと知りました。血圧がいつもより低いときも、脱水のサインのことがあるそうです。「なんか変だな」と思ったら、早めに涼しい場所で休んで、次の透析日を待たずに施設に相談してください。

まとめ

世間の健康情報は、基本的に「腎臓が元気な人向け」に作られています。私たち透析患者は、そこから一歩引いて「自分の場合はどうか」を考える必要がある。面倒ですが、それが自分の体を守ることなんですよね。飲む量も塩分も人によって指示が違いますから、具体的なことはかかりつけの施設・主治医に確認してください。今年の夏も、お互い無事に乗り切りましょう。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事は透析患者本人が調べた内容です。医療アドバイスではありません。水分・塩分の量や熱中症対策は、体の状態によって指示が異なります。具体的な体調管理は必ず主治医・透析施設にご確認ください。体調がおかしいと感じたら、早めに医療機関に相談してください。

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