透析中に運動する?「腎臓リハビリ」を知らなかった透析患者が正直に調べた話
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
先に正直に言っておきます。私はこれをやったことがありません。私の通っている施設ではやっていないし、そもそも「透析中に運動する」という発想自体を知りませんでした。でも調べていたら、透析を受けながら自転車こぎのような運動をする「腎臓リハビリテーション(透析中運動療法)」という取り組みをしている施設があると知って驚きました。今回は「体験談」ではなく、知らなかった自分が調べてわかったことの紹介です。
透析患者は筋肉が落ちやすい
まず知って驚いたのがこれです。透析患者はサルコペニア(加齢や病気で筋肉が減る状態)になりやすいと言われています。調べた数字では、一般の高齢者のサルコペニアが6〜12%なのに対し、透析患者は12.7〜33.7%。フレイル(心身が弱って介護が必要になりやすい状態)も、地域の高齢者が8.7%なのに対し、透析患者は約20%と、どちらもかなり高い割合でした。
理由は、これまでの記事で書いてきたことがそのままつながっていました。
- 透析前(保存期)のたんぱく質制限
- 透析で栄養素が抜けていく(亜鉛・カルニチンの記事で書いたとおり)
- 体がだるくて活動量が減りがち
- 患者さんの高齢化
「透析でいろいろ抜ける」「食事に制限がある」という話が、最終的に筋肉が落ちるという形にもつながっていたわけです。
だから「動く」ことが見直されている
昔は「透析患者は安静に」というイメージがあったそうですが、今はむしろ逆。運動不足が心臓や血管の病気を招いて死亡リスクを上げること、そして運動能力が高い人ほど元気で長生きし、生活の質も良いという報告が増えてきたそうです。それで、透析の時間を使って運動する取り組みが広がってきた、というわけです。
「透析中に自転車?」という運動療法
具体的にどんなことをするのか。調べてみると、こういうものがあるそうです。
- 透析中のエルゴメーター:ベッドで寝たまま、足元に置いた小さな自転車のペダルをこぐ。透析の4時間の一部を使って行う
- リハビリ室での有酸素運動・筋トレ:透析のない時間に、専門スタッフの指導で体力づくり
- これらを、運動だけでなく食事・水分・薬・教育とセットで行うのが「腎臓リハビリテーション」
「針を刺したまま自転車をこいで大丈夫なの?」と最初は思いましたが、負荷を調整できる専用の機器を使い、スタッフが見守りながら行うそうです。透析中の血圧低下などにも配慮して、その人に合った負荷で進めるとのことでした。
大事なこと:自己判断で始めない
ここは強調しておきます。運動が良いと聞くと「じゃあ自分も家で頑張ろう」と思いそうになりますが、透析患者の運動は体調・心臓・血圧・シャントの状態によって、やっていい内容が人それぞれ違います。無理な運動はかえって危険なこともあります。だから必ず、主治医や透析スタッフに「運動していいですか、どのくらいなら大丈夫ですか」と相談してからが鉄則です。腎臓リハビリをやっている施設かどうかも含めて、まずは聞いてみるのが第一歩だと思いました。
まとめ
- 透析患者はサルコペニア・フレイルの割合が一般高齢者より高い
- 原因は、たんぱく質制限・透析での栄養喪失・活動量低下・高齢化の重なり
- 今は「安静」より「適度に動く」が見直され、運動できる人ほど予後が良いとされる
- 透析中に自転車こぎをする「腎臓リハビリ」を行う施設がある(私の施設ではやっていない)
- 運動の内容は人によって違う。自己判断で始めず、必ず主治医・スタッフに相談を
正直、自分がやっていないことを書くのは少し迷いました。でも「こういう選択肢があるらしい」と知っておくこと自体に意味があると思って、調べたままを正直にまとめました。私も今度、透析のときにスタッフさんに聞いてみようと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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