透析患者になって3年。一番しんどかったのは制度を知らなかったこと
最終更新:2026年5月7日
※この記事は制度に関する情報をまとめたものです。内容は変わる場合があります。必ず各窓口でご確認ください。
はじめに
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
今回は透析患者が知っておきたいお金の制度についてお話しします。
透析患者になって3年が経ちました。透析そのものには慣れてきたのですが、制度のことは最初の1年間、ほとんど何も知りませんでした。
あとから気づいたら、知らないまま放置していたら100万円以上損していたことになる制度がいくつもありました。
傷病手当金
透析を始めたとき、仕事を休んでいた時期があります。
健康保険から「傷病手当金」という給付があり、給与の約3分の2が最長1年6ヶ月もらえます。
私は最初これを知らなくて申請が遅れました。遡って申請できる期間は2年。遅れた分はそのまま消えます。
障害年金
透析患者は原則として障害年金2級に該当します。月に約13万円前後(状況によって異なる)。毎月です。
申請しないと一切もらえません。私は「障害年金は重度の障害がある人のもの」と思い込んでいて、申請が遅れました。
申請には書類の準備に時間がかかります。早く知るほど有利です。
高額療養費制度
透析の治療費は、そのまま払うと月に数十万円かかります。
「高額療養費制度」と「更生医療(自立支援医療)」を使うと、自己負担は月1万円以内に抑えられます(所得区分による)。
これも自動適用ではなく、自分で申請が必要です。
期限があります
この3つ、いつまでなら申請できるのか調べました。
傷病手当金は2年です。協会けんぽの説明では、「労務不能であった日ごとに、その翌日から2年」。1日ずつ数えるので、時効も1日ずつ来ます。古い日から順に、毎日消えていく形です。
障害年金は5年です。日本年金機構のページに、「年金を受ける権利(基本権)は、権利が発生してから5年を経過したときは、時効によって消滅します」とあります。
ただし、「やむを得ない事情により、時効完成前に請求をすることができなかった場合は、その理由を書面で申し立てていただくことにより、基本権を時効消滅させない取扱いを行っています」とも書かれていました。事情があれば相談できるということです。
もう一つ、障害年金の請求書は「65歳の誕生日の前々日まで」に出す必要があります。
3年経って思うこと
この3つの制度、全部「申請しないとゼロ」です。
透析になった直後は頭がいっぱいで制度を調べる気力がない。でもそのタイミングで動かないと損するものもある。そのちぐはぐさが、透析になって一番しんどかったことかもしれません。
同じ状況の方がいたら、少しでも早く知ってほしくて書きました。
確認先まとめ
・傷病手当金:加入している健康保険組合・協会けんぽ
・障害年金:近くの年金事務所 または 社会保険労務士
・高額療養費・更生医療:透析クリニックのソーシャルワーカー or 市区町村窓口
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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