第154記事

不眠症!なかなか寝れない

公開:2026年9月14日

不眠症!なかなか寝れない。夜の寝室で布団に入ったまま目を開けている男性キャラクターと目覚まし時計

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

今日は睡眠薬の話です。飲んでいる人の話じゃなくて、断った人の話。私のことです。

この記事の内容

  1. 前は、ちゃんと寝れていたんです
  2. 透析の日と、そうじゃない日
  3. 「出しましょうか」と言われて、断った
  4. 同じことを心配していた人が、山ほどいた
  5. 危ないのは、飲むことより増やすこと
  6. 薬局のやつには、箱に「飲むな」と書いてある
  7. 今は、後悔しています

前は、ちゃんと寝れていたんです

実家にいて夜透析だったころは、透析が終わって家に帰っても、ちゃんと寝れていました。次の日が仕事だった、というのもあると思います。

仕事を辞めてからは寝る時間が遅くなりましたが、それでも寝れました。透析中も寝て、家に帰ってからも寝れるのは凄いなぁ、と少し思っていました。笑

変わったのは、引っ越してからです。午前透析になって、眠れない日のほうが多くなりました。

透析の日と、そうじゃない日

なかなか寝れません。眠りが浅い日が、よく続きます。

透析の日は、やはり透析中に寝てしまいます。帰ってからも、疲れからか寝てしまう。だいたい4時間くらい。笑

そして夜、寝れない。ようやく寝れるのが朝の4時ごろです。

透析がない日の夜は、また別です。寝ても1時間か2時間で目が覚める。そこからがなかなか寝れない。30分くらい横になっていると、ようやく寝れます。たぶん4時くらい。6時ぐらいには目が覚めます。

「出しましょうか」と言われて、断った

そんな中で、睡眠薬を出しましょうか、と言われたことがあります。

断りました。

睡眠薬に頼るようになって、睡眠薬がないと寝れなくなるのが怖かったんです。

市販の睡眠改善薬も買ったことがありません。眠れない夜は、眠れないまま過ごしています。今もそうです。

同じことを心配していた人が、山ほどいた

睡眠薬には診療ガイドラインがあって、患者からよく出る質問が40個並んでいます。その34番目がこれです。

「睡眠薬を止められなくなるのではないか心配です。」

私が言ったことと、ほぼ同じでした。

答えはこうなっています。今使われている大部分の睡眠薬に強い依存性はない。飲み始めて短期間でやめられなくなることはない。不眠が治ったら、少しずつ量を減らす、飲まない日をつくる、そういうやめ方がある。むしろ自分の判断で急にやめたほうが、前より眠れなくなる。

日本人は睡眠薬を、世界の中でも群を抜いて怖がります。私はまさにその一人でした。

危ないのは、飲むことより増やすこと

じゃあ何が危ないのか。高い量を、長い期間、飲み続けること。依存につながるのはそこです。

もちろん、いいことばかりではありません。長く飲むと、記憶力や判断力が一時的に落ちることがあります。

でも、眠れないままでいるほうも体には悪い。不眠そのものが、認知機能を下げます。結局、どっちを取るかという話なんですよね。

薬局のやつには、箱に「飲むな」と書いてある

もうひとつ。これは知らない人が多いと思います。

ドラッグストアに「睡眠改善薬」が売っています。ドリエルとか、ああいうやつです。あの箱の裏に、こう印刷されています。

眠れなくて困っている人ほど、飲んではいけない薬なんです。効きめの欄も「一時的な不眠」だけ。旅行とか心配ごとで2、3日眠れない、そういう時のための薬です。

成分はジフェンヒドラミン。かぜ薬や鼻炎薬に入っている抗ヒスタミン薬と同じもので、そのおまけの眠気を借りています。ガイドラインでも、慢性の不眠に使うことは推奨されていません。

そして「医師の治療を受けている人は相談すること」の欄。透析を受けている時点で、私たちは全員これに当たります。

今は、後悔しています

断ったのは一瞬でした。それから眠れない夜は、ずっと続いています。

今は後悔しています。

もし同じことを言われて、同じ理由で断ろうとしている人がいたら。断る前に、怖い理由をそのまま言ってみてもいいのかもしれません。私はそれをしませんでした。

この記事は透析を受けている一般人の私が、自分の経験と公的なガイドラインをもとに書いたものです。薬が必要かどうか、どの薬が合うかは人によって違います。飲む・飲まない・やめるの判断は、必ず主治医や透析施設のスタッフに相談してください。

(出典:日本睡眠学会・厚生労働科学研究班「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」/PMDA 一般用医薬品 添付文書)

これからも「透析生活!」のリアルをお届けします。読んでくれてありがとう!

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書いた人:アグー

40代・血液透析の患者です。糖尿病性腎症から透析生活に入り、いまは週3回・1回4時間の透析を続けています。お金と制度のこと、体のこと、日々の本音を、当事者の目線で書いています。医療従事者ではありません。

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