第14記事

透析しながら仕事復帰した話

最終更新:2026年8月30日

こんにちは、透析生活のアグーと申します。
今回は、透析しながら仕事復帰した話を書きたいと思います。

この記事の内容

  1. 会社への告知
  2. 休職期間…思ったより長くなった
  3. 復帰後の働き方ーー会社と相談して作ったスケジュール
  4. しんどかったこと
  5. よかったこと
  6. あとから知りました。あのやりとりには、国の書式があります
  7. さいごに

会社への告知

透析が始まる前から、職場の上司には「入院するかもしれない」と事前に伝えていました。
そして、腎臓の数値も限界がきて、お医者様より「入院になります」と伝えられた2日後入院しました。急な入院だったので慌てて次の日上司に報告。事前に伝えていたため「わかった」とスムーズに受け入れてもらえました。事前に話を通しておいたのが良かったと思います。

休職期間…思ったより長くなった

透析開始の入院・慣らし期間で約3ヶ月休みました。でも、それだけでは終わりませんでした。
職場復帰の直後、今度は合併症の網膜症が悪化。目がほとんど見えなくなり、手術のための入院と通院でさらに2ヶ月の休職が必要になりました。透析だけでも大変なのに…合併症が重なり、思い描いていた復帰とは全然違う現実でした。それでも、なんとか職場に戻ることが出来ました。

復帰後の働き方ーー会社と相談して作ったスケジュール

復帰後は、会社と相談して透析に合わせた出勤スタイルにしてもらいました。私は夜透析だったので、こんなスケジュールで働いていました。
・月・水・金(透析日):9時出勤・17時半退社。
退院後そのまま透析へ。
・火・木(透析翌日):体がキツいため10時出勤
20時半退社。
・日曜:出勤日数を補うため日曜日出勤もあり
主に休日は、月曜日が多かったです。
透析の翌日は、午前中いっぱいまで体のダルさが残ります。それを考慮してもらっての10時出勤は本当に助かりました。会社が柔軟に対応してくれたことに、今でも感謝しています。

しんどかったこと

正直、透析翌日の午前中は、体がかなりキツいです。透析で体から水分や老廃物を一気に抜くので、終わったあとはぐったりすることも多く、その状態で翌朝仕事に向かうのは、慣れるまで本当にしんどかったです。もう一つ、仕事が忙しいタイミングでも透析の時間は変えられない。他の社員に業務を引き継いでもらうことが何度もあって申し訳ない気持ちになることもありました。

よかったこと

それでも透析しながら仕事が出来ている、という事実が一番の支えでした。
「透析になったら働けなるかも」と思っていたあの不安が、実際には杞憂だったと気づいたとき、少し肩の荷が下りた気がしました。
会社に理解してもらい、スケジュールを調整してもらいながら、会社とつながり続けられること。
それが、透析生活のメンタルを保つ上でも大きかったと思っています。

あとから知りました。あのやりとりには、国の書式があります

私は口で相談して、会社と一緒にスケジュールを作りました。それで通ったのでよかったのですが、あとから知ったことがあります。

厚生労働省のサイトに、会社と主治医がやりとりするための書式が置いてありました。

WORD版もあるので、そのまま使えます。

それと、2026年2月に「治療と就業の両立支援指針」という告示ができました(厚生労働省告示第28号)。2026年4月から適用されていて、厚生労働省は2026年度から事業主の努力義務になると案内しています。

私のときは「お願いします」と口で言うだけでした。紙があるなら、そっちのほうが話は早いと思います。

さいごに

透析になっても、工夫と周囲の理解があれば仕事は続けられます。大事なのは、早めに会社に状況を伝えること。そして、無理せず相談しながら自分に合った働き方を作っていくこと。
透析と仕事の両立に不安を感じている方の少しでも参考になれば嬉しいです。

この記事を読んで頂きありがとうございます。

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書いた人:アグー

40代・血液透析の患者です。糖尿病性腎症から透析生活に入り、いまは週3回・1回4時間の透析を続けています。お金と制度のこと、体のこと、日々の本音を、当事者の目線で書いています。医療従事者ではありません。

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