透析後のお風呂、入っていいの?
最終更新:2026年5月4日
※この記事は透析患者の当事者が書いています。医療従事者ではありません。個人の体験・施設の指導をもとにした内容です。医療上の判断は必ず担当医・看護師にご確認ください。
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。今回は透析後のお風呂・入浴についてお話しします。
この記事の内容
透析を始めた頃に戸惑ったこと
透析を始めた頃、こんな疑問が頭に浮かびました。
「シャントに針を刺した後、お風呂に入っていいのか?」
担当の看護師に直接聞いてみました。
「透析後のお風呂はだめ。シャワーもできるだけ控えて。」
正直、思っていたより厳しかったです。理由も聞いてみると、3つ教えてもらいました。
透析後に入浴を控える理由は3つ
1. 針跡(穿刺部)からの感染リスク
透析では毎回、シャントという血管の出入り口に太い針を刺します。この針跡のことを「穿刺部」といいます。
傷がふさがる前に浴槽のお湯に浸かると、雑菌が体の中に入るリスクがあります。シャントが感染すると透析ができなくなる。それは透析患者にとって一番困る事態です。だから「シャワーもできるだけ控えて」と言われるのだと理解しています。
2. 血圧が不安定になっているリスク
透析後は血圧が不安定になっています。そこに入浴による体への負荷が加わると、血圧がさらに下がって立ちくらみが起きたり、最悪の場合は脳梗塞や心筋梗塞につながる危険があります。
透析後のあのぐったりした感覚、経験がある人はわかると思います。あの状態でお風呂に入るのは、体にとってかなりしんどいことだったんだと後から気づきました。
3. 出血しやすくなっているリスク
同じ場所に繰り返し針を刺すため、穿刺部の周りはもろくなっていることが多いです。出血しやすい状態でお風呂に入ると、止血が難しくなることがあります。
私のお風呂スケジュール(夜透析の場合)
私は仕事後に透析に行く夜透析スタイルです。お風呂のスケジュールはこうなっています。
- 透析日の朝 → 仕事前にお風呂に入る(透析前なので問題なし)
- 透析後の夜 → 帰宅は23時半ごろ。お風呂もシャワーも入らずそのまま寝る
- 翌朝 → お風呂に入る
透析後は帰ってすぐ入りたい気持ちをどう我慢するかが地味に悩みでした。でも今は割り切っています。シャントを守る方が絶対に優先、翌朝に入ればいい。それだけです。
汗をかいた日は、タオルでふいて終わり
ここまでが、前の街にいたころの話です。今は東京で、午前の透析に変わりました。帰ってくるのは昼過ぎ。夜までの時間はたっぷりあります。それでも透析をした日は入りません。次の日に入ります。
困るのは夏です。帰ってくるまでに汗をかきます。それでもシャワーは浴びません。タオルで体をふいて、それで終わりにしています。
タオルは濡らして、固く絞ります。ボディペーパーで済ませる日もあります。
帰ったらすぐ着替えます。頭は洗いません。次の日の朝に洗います。
夜になって痒くなる日もあります。そういう日も、濡れタオルでふいて終わりです。
さっぱりはしません。でも、次の日に入ればいい。それで眠れなかった夜は、今のところありません。
テープは次の日にはがしている
針を刺したところに貼ってもらったテープは、その日のうちにははがしません。次の日にはがしています。
はがすまでの間、その場所に水がかかることは、正直あまり気にしていません。湯船につからない、シャワーを浴びない。私が守っているのはそこだけです。
施設によって指導が違うことがある
「透析後でもシャワーはOK」という施設もあると聞きます。穿刺部の状態が安定していれば、保護テープを貼った上で短時間のシャワーを認めている場合もあるようです。
私自身がそうでした。前の病院では、看護師から「透析後のお風呂はだめ。シャワーもできるだけ控えて」とはっきり言われました。今のクリニックでは、お風呂のことは何も言われていません。同じ透析なのに、言われることが違う。
大切なのは、自己判断しないこと。自分の施設の担当スタッフに直接聞くのが一番確実です。万が一、透析後に入浴してしまって穿刺部が気になる場合も、自己判断せず施設に連絡することをおすすめします。
透析を始めたばかりで同じように悩んでいる人がいれば、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。聞きにくいことも、一回聞いてしまえば楽になります。
※この記事は透析患者の当事者が書いています。医療従事者ではありません。内容はあくまで個人の体験・施設での指導をもとにしたものです。医療上の判断は必ず担当医・看護師にご相談ください。
📝 noteでも透析生活の情報を発信中
noteをフォローする →