透析の診察、聞き忘れを防ぐメモ
公開:2026年9月10日
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
今回は、透析の診察で聞きたいことを整理する「相談メモ」についてお話しします。
「先生に聞こうと思っていたのに、帰ってから思い出した」
そんな聞き忘れを減らすために、何を書いて、どう見せればいいのか。今回は、スマホや紙に写して使える形にしました。
血液検査の数字や薬の役割については、これまでの記事でも取り上げています。今日は、その説明を聞くときの準備の話です。
一番聞きたいことを、上に一つ
メモを作るといっても、立派な通院日記にする必要はありません。
「次の診察でこれを聞く」。その一行からで十分です。
厚生労働省eJIMの患者向け資料でも、相談内容に優先順位をつけ、特に聞きたいことを二つか三つ選ぶ方法が紹介されています。厚生労働省eJIM「健康・医療情報の見極め方・向き合い方」
透析の相談なら、たとえばこんな書き出しです。以下は実体験ではなく、記入例です。
- 検査結果の中で、今の自分が一番気をつける項目を聞きたい。
- 薬を飲む時間が生活に合わず困っているので、相談したい。
- 家で気になる変化があったとき、どこへ連絡すればよいか確認したい。
全部を一度に解決しようとすると、メモも長くなります。迷ったら、その中で今日一番話したいものに丸をつける。ほかの質問は消さずに残しておきます。
「何について」だけでなく、「何が困る」まで書く
「薬について」だけだと、診察中にもう一度、質問を組み立てることになります。
「昼の薬を外出先で飲み忘れることがある。今の飲み方について相談したい」
ここまで書いてあれば、そのまま読めます。薬の名前も添えれば、どの薬の話か伝えられます。飲み方を変えるかどうかは、医師や薬剤師と確認するところです。
体調の話なら、気になった日や時間、何をしていたときか、生活で何に困ったかを、分かる範囲で添えます。
正確な時間を覚えていなければ「夕食のあと」「先週くらいから」でも。分からないところを、無理に数字で埋める必要はありません。
原因の見当がつかなくても、起きたことは伝えられます。
そのまま使える、透析の相談メモ
次の枠は、このブログ用に作った記入欄です。病院指定の記録用紙がある場合は、そちらと重なる項目を省いて使ってください。
相談する日:
【今日、一番聞きたいこと】
【気になったこと・困っていること】
いつから/いつ起きた:
どんな場面で:
生活で困ったこと:
関係する薬や検査結果があれば:
【聞いておきたいこと】
自分は何をすればよいか:
次に、いつ確認するか:
困ったときの連絡先・連絡する目安:
【説明を聞いたあとに書く欄】
確認できたこと:
まだ分からないこと:
毎回、全部を埋めなくても使えます。薬について聞きたい日なら薬の名前、検査について聞きたい日なら結果の紙。話題に合うものを添えるだけです。
なお、このメモは日頃の相談を整理するためのものです。急な体調の変化があるときに、次の透析日まで待つためのものではありません。
メモは見せてもいい。返事を書いてもいい
診察では、「今日はこれを聞きたいです」とメモを見せる方法もあります。話しながら全部思い出そうとしなくて済みます。
西宮市の受診案内でも、伝えたいことを事前に書くこと、説明をメモして確認することが勧められています。西宮市「お医者さんの上手なかかり方」
返事を聞いても、言葉の意味が分からないことはあります。そんなときは、質問を少し具体的に。
「家では、何をすればいいですか」
「それは、いつまで続ける話ですか」
「私はこう理解したのですが、合っていますか」
うまく書けないときは、「今の話をメモしたいので、もう一度お願いします」と伝える言い方もあります。
持っていくメモの下に、返事を書く場所を少し空けておく。帰宅してから読み返すとき、質問だけ残っているよりも役に立ちそうです。
紙一枚でも、スマホの一画面でも
専用のノートを買わなくても、普段使っているメモ帳で作れます。
スマホなら、気づいたときに書き足す。紙なら、そのまま相手に渡して見てもらう。自分が診察の場で取り出しやすいほうで。
最初は「次に聞きたいこと」を一行。返事を書く場所も、その下に少し。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう!
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