第35記事

糖尿病の合併症って本当に怖い〜健康診断を放置した私の話〜

最終更新:2026年5月4日

※この記事は私個人の体験談です。気になる症状がある方は必ず主治医・専門医にご相談ください。

この記事の内容

  1. はじめに
  2. 健康診断の異常を放置したら、透析になった
  3. 会社の健診に、腎臓の数字は入っていない
  4. 私が経験している合併症
  5. 経験していないけど怖い合併症
  6. やっていること
  7. まとめ

はじめに

糖尿病は、甘いものを控えるだけの病気じゃない。じわじわと体を壊していく病気です。

日本で透析を始める原因の1位は糖尿病性腎症。私もその一人です。

健康診断の異常を放置したら、透析になった

糖尿病が見つかったのは30代中盤。会社の健康診断で血糖値や尿の異常を何度か指摘されていました。

でも仕事が忙しいし、痛みもない。「あとでいいや」と先延ばしに。

気がついたのは3年前。腎臓は回復不能なところまで壊れていて、糖尿病性腎症で透析が始まりました。

糖尿病は、痛くないうちに腎臓を壊す。

会社の健診に、腎臓の数字は入っていない

ここ、知らない人が多いと思うので書いておきます。

会社で毎年受ける健康診断。決まっている項目は11個です。身長・体重・腹囲・視力・聴力、血圧、胸のレントゲン、貧血、肝機能、血中脂質、血糖、尿、心電図。

腎臓の働きを見る血液検査は、この中に入っていません。

腎臓の数字というのは、血清クレアチニンです。そこからeGFRという値が出て、腎臓がどのくらい残っているかが分かります。

会社の健診で出てくる腎臓の情報は、尿に蛋白が出ているかどうか。それだけです。

40歳から受ける特定健診のほうにはクレアチニンがあります。ただ、こちらも必須ではありません。医師が必要と判断した人に追加される「詳細な健診」の側です。

毎年きちんと健診を受けていても、腎臓の数字を一度も見たことがない。そういうことが起こります。

私は尿の異常を指摘されていました。それを放置しました。

健診の紙に腎臓の欄が無いなと思ったら、そこは聞いてみてください。

私が経験している合併症

網膜症
私は一度、目がほとんど見えなくなりました。眼底検査で網膜症が進行していて、手術を受けたことで視力が戻った経緯があります。視力に影響が出てからでは遅い病気だと、身をもって知りました。

神経障害
足先が少ししびれる程度。進行すると傷に気づかず壊疽→切断のリスクがあります。

経験していないけど怖い合併症

・心筋梗塞・脳梗塞:糖尿病で血管全体が傷むため
・足の壊疽:神経障害+血流悪化で起こる

ここから先に進めないよう、できる範囲のことをやっています。

やっていること

・血糖値管理:マンジャロでHbA1c 7以下に戻した
・眼科の定期受診
・足のケア:お風呂上がりにたまに見る程度

まとめ

糖尿病の合併症は、じわじわ進む・自覚症状が出にくい・戻らない。

私は健康診断の異常を放置して透析になりました。同じ後悔をする人を一人でも減らしたい。

健康診断で引っかかっている方、忙しくても一度病院へ。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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書いた人:アグー

40代・血液透析の患者です。糖尿病性腎症から透析生活に入り、いまは週3回・1回4時間の透析を続けています。お金と制度のこと、体のこと、日々の本音を、当事者の目線で書いています。医療従事者ではありません。

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