第134記事

危険!骨と脳に溜まるアルミニウム〜残っている原因は1つ〜

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

今回は、アルミニウムの話です。

前回、市販薬の記事を書きました。箱の裏に「透析療法を受けている人は使用しないこと」と書かれている薬がある、という話です。

理由はアルミニウムでした。腎臓から出ていくものなので、透析では出しきれない。溜まる先は、骨と、脳です。

溜まるとどうなるのか。前回はそこを書きませんでした。今回はその話です。

先に書いておきます。いまは、ぐっと減っています。減った理由のほうが、この記事では大事な話です。

骨に溜まると、どうなるか

アルミニウム骨症と呼ばれます。

骨が弱くなって、折れやすくなります。骨が痛む。筋力も落ちる。骨がやわらかくなる骨軟化症になることもあります。

透析の骨の話というと、リンとカルシウムの話(第98記事)が思い浮かぶと思います。あれとは別の道筋です。アルミニウムそのものが、骨の作り直しを邪魔してしまいます。

脳に溜まると、どうなるか

アルミニウム脳症、または透析脳症と呼ばれます。

最初に出るのは、言葉の症状だとされています。うまく話せない、言葉が出てこない。そこから、体の動きがおかしくなる、けいれんが起きる、物事の理解が落ちる、と続きます。

正直に書くと、重いものです。

ただし、これは透析をしていれば起きる、という話ではありません。アルミニウムが体に入り続けた場合の話です。

原因は、2つあった

そのアルミニウムは、どこから入ってくるのか。大きく2つでした。

ひとつは、透析に使う水。もうひとつは、アルミニウムを含む薬。

昔は、この両方から入っていました。

水のほうは、もう対策されている

透析には、たくさんの水を使います。もとは水道水ですが、そのままは使いません。

日本透析医学会には、その水の基準があります。アルミニウムもその中に入っています。

透析に使う水のアルミニウムの基準は、水道水の基準の20分の1です。水道水より厳しいほうが、透析の水ということです。

水の話は、2度聞いていた

私は、前の病院でその部屋を見たことがあります。

機械の部屋があり、スタッフの方から、透析用の水のポンプがあるのだと軽く説明を受けました。

そのとき、ポンプの膜が壊れているとも聞きました。ただ、そこまで緊急ではなく、後日メンテナンスをする、という話でした。

今回、あの膜が何だったのかを調べました。

透析用の水を作る装置は、機械がいくつも並んでいます。水道水から塩素などを取り、最後に逆浸透膜(RO膜)という膜へ、ポンプで水を押し込んで通します。ここでほとんどの不純物が落ちます。

スタッフの方が言っていた「ポンプ」と「膜」は、この部分だと思います。

もうひとつ、思い出したことがあります。

以前、旅行透析でお世話になった施設では、「うちは水にこだわっている」と説明を受けました。

そのときの私は、水のことを何も知りません。「へぇー」という反応をしてしまいました。

いま思えば、あれは大事なことを言ってくれていたのだと思います。

今のクリニックでは、その部屋を見ていません。ただ、透析をする施設には必ず水を作る装置があります。見えていないだけです。

あの部屋が、原因の片方を消してくれていた。そういうことになります。

残っているのは、自分で飲む薬のほう

水のほうは、施設が管理してくれています。私たちが何かする場面はありません。

残っているのは、もう片方です。自分で買って、自分で飲む薬。

前回書いた、胃薬に多いアルミニウムです。スクラルファート、アルジオキサ、合成ヒドロタルサイトのように、成分名に「アルミ」が入っていないものもあります。

一度飲んだら、という話ではありません。問題になるのは、飲み続けることです。

だから、買う前に「透析を受けています」と言う。それだけで、薬剤師さんが避けてくれます。

まとめ

原因の片方は、私たちの知らないところで、すでに潰されていました。

残っているのは、自分の手で選ぶほうだけです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

※この記事は透析患者の私が調べてまとめたものです。医療の助言ではありません。症状や検査の必要性は一人ひとり違います。気になることがあれば、必ず主治医・透析施設のスタッフ・薬剤師にご確認ください。

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