献血ができない理由は、病名じゃなかった
こんにちは、透析生活!のアグーと申します。
今回は、献血の話です。
働いていた会社には、毎年、献血バスが来ていました。
私は毎年、献血をしていました。誘われて行ったわけではありません。自分で行っていました。
透析を始めてからは、一度もしていません。
「腎臓病はだめ」とは、書かれていなかった
日本赤十字社のサイトに、「特定の病気にかかったことのある方」という一覧があります。献血をご遠慮いただく病気が並んでいるページです。
心臓病。がん。けいれん性疾患。血液疾患。ぜんそく。脳卒中。梅毒。ネフローゼ症候群。
腎臓病も、腎不全も、透析も、この一覧には入っていません。
献血ができないとしても、それは「腎臓病だから」ではありませんでした。
では何で引っかかるのか。調べていくと、3つありました。
1つ目は、薬
赤十字は、薬を飲んでいる人の献血について、こう分けています。
飲んでいても支障がないのは、ビタミン剤や、ごく一般的な胃腸薬の類。
一方で、もとの病気を治療する薬は献血ができません。糖尿病の薬、狭心症の薬、抗不整脈薬、血を固まりにくくする薬などが名前を挙げられています。
透析でどんな薬を飲むのかは、前に書きました。ここで止まる人が多いと思います。
2つ目は、貧血
献血には、血色素量(ヘモグロビン)の基準があります。
男性は12.5グラム/デシリットル以上、女性は12.0グラム/デシリットル以上。これを下回ると献血はできません。
透析をしていると、腎性貧血が起きます。貧血の話は前に書きました。この基準は、そこで壁になります。
3つ目は、輸血を受けたことがあるかどうか
これは、健康な人にも知っておいてほしい話です。
輸血を受けたことがある人は、その先ずっと献血ができません。
赤十字は理由をこう説明しています。いまの検査法では見つけられない、未知のウイルスに感染している可能性が考えられるから。
そのうえで、こうも書いてあります。輸血を受けた人が何かに感染しているとか、病気であるということではありません、と。輸血の安全性をできるだけ高めるためのお願いです、と。
私は輸血を受けたことがありません。それでも、透析をしていると輸血の話は身近にあります。
骨髄バンクも、同じでした
献血がだめなら骨髄バンクはどうか。そう思って調べました。
日本骨髄バンクがドナー登録をお断りしている条件に、治療中の方、処方薬を使用中の方、輸血の経験がある方、貧血の方が入っています。
こちらも同じでした。
断るのは、その日の医師
最後にひとつ。
献血ができるかどうかは、病名だけで決まりません。赤十字は、病気や手術の状況、薬の内容などを合わせて、当日の献血会場の医師が総合的に判定すると書いています。
だから、気になる人は献血ルームで相談してください。この記事だけで決めないでください。
まとめ
- 日本赤十字社の「特定の病気」の一覧に、腎臓病・腎不全・透析は入っていない
- 引っかかるのは病名ではなく、3つ
- 1つ目は薬。もとの病気を治療する薬(糖尿病・狭心症・抗不整脈・抗血栓など)を飲んでいると献血できない
- 2つ目は貧血。基準は男性12.5、女性12.0(血色素量)。腎性貧血があるとここが壁になる
- 3つ目は輸血歴。輸血を受けたことがある人は、その先ずっと献血ができない
- これは輸血を受けた人に問題があるという意味ではない。輸血の安全性を高めるためのお願い
- 骨髄バンクのドナー登録も、治療中・服薬中・輸血経験・貧血は対象外
- 献血できるかどうかは、当日の会場の医師が総合的に判定する
毎年、自分から献血バスに乗り込んでいた人間が、いまは行けません。ただ、その理由は「腎臓病だから」ではありませんでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。
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