第118記事

透析患者は果物を食べていい?カリウムと血糖値の話

こんにちは、透析生活!のアグーと申します。

「果物って体によさそうだけど、透析をしていると食べちゃダメなのかな?」

そんなふうに手が止まったこと、ありませんか。先に結論を言うと、果物は「ぜったいダメ」ではありませんでした。ただ、気をつけたいことが二つ。ひとつは「カリウム」、もうひとつは、私のように糖尿病がある人の「血糖値」です。去年の夏の私の失敗もまじえて、やさしくお話しします。

まずは「カリウム」

カリウムは体に必要なミネラルですが、透析をしていると余ったぶんをうまく外に出せず、体にたまってしまいます。たまりすぎると心臓に負担がかかることもあるので、摂りすぎに気をつけているんですね。

目安は、透析をしている人で「1日2,000mgくらいまで」。これはごはんもおかずも全部ひっくるめた1日ぶんなので、果物は「その枠の中でどれくらい食べられるか」で考えます。

同じカリウムでも、食べられる量はこんなに違う

ここが今回いちばんの「へえ!」でした。ある病院の資料に「カリウム100mgぶんは、どの果物ならどれくらいか」という一覧があったのですが、同じ100mgでもこんなに差があるんです。

同じ100mgでも、バナナは3分の1本、りんごは4分の1切れ。ざっくり言うと、

「果物」とひとまとめにせず、種類を選ぶだけで食べられる量がぐっと変わります。

じつは、缶詰がおすすめ

意外だったのが缶詰です。みかんの缶詰なら130g食べられて、生のみかん(70g)より多い=カリウムが少なめなんです。

理由はシロップ。カリウムは水にとけ出すので、缶詰にしているあいだにシロップのほうへ移っていきます。だから食べるときは、シロップは飲まず実だけ食べるのがコツ。「果物は食べたいけどカリウムが心配」というときの、ちょっとした裏ワザです。

逆に注意はドライフルーツ。干し柿やバナナチップスは水分がぬけてカリウムが濃くなっているので、生より多め。「ヘルシーなおやつ」のつもりで食べすぎないように。

糖尿病がある人は、カリウムだけじゃない——去年の夏の失敗

ここまではカリウムの話。でも私自身、もうひとつ痛い目にあったことがあります。血糖値です。

私は糖尿病から透析になりました。去年の夏、スイカが好きでつい食べ過ぎたんです。カリウムは大丈夫だったのに、血糖値が上がってしまいました。スイカだけが原因ではないでしょうが、食べ過ぎも関係していたはずです。

あとで知ったのですが、スイカはもともと血糖値が上がりやすい果物なのだそうです。「あれはそういうことだったのか」と腑に落ちました。

おもしろいのは、スイカはカリウム自体は多くないこと(りんごと同じくらいです)。だから検査でもカリウムは問題なかったのだと思います。スイカで気をつけたいのは、カリウムより「9割が水分」(水分は体重やむくみにひびきます)と、この「甘さ」のほうでした。「カリウムが少ないから安心」とはかぎらない。糖尿病がある人は、カリウムと血糖値、二つの目で見るといいんだなと学びました。

※この記事は、透析患者の私が自分で調べてまとめたものです。お医者さんの代わりになるものではありません。食べていい果物の量やカリウム・血糖値との付き合い方は、体の状態や持病によって一人ひとりちがいます。数字はあくまで目安なので、自己判断で増やさず、必ず担当のお医者さん・透析施設・管理栄養士さんに聞いてみてくださいね。

まとめ

果物は、がまんの多い透析生活の中で、数少ない「甘い楽しみ」。ゼロにせず、種類と量を——糖尿病がある方は血糖値も——知って、うまく付き合っていけたらいいですよね。みなさんは果物とどう付き合っていますか?よかったらnoteのコメントで教えてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。また次の記事でお会いしましょう。

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